プレースタイル指数

概要

プレースタイル指数とは、選手が記録した成績や統計情報をもとに指数化したものです。当サイトにおいて算定し掲載しています。

指数化にあたっては最新年の成績だけでなく、プロジェクション(成績予測)の仕組みを適用し、過去を含めた成績を分析することで現在の実力をよりよく推定します。 プロジェクションの解説ぺージにもあるように、選手個人成績を基礎としてリーグレベル、リーグバランス、球場要因、加齢といった要素を考慮します。

数値の基準について

全選手に対して統一のNPB基準で評価します。MLBやその他のリーグでプレーした場合の成績も補正されて同じ尺度になります。

80~100
1軍 トップクラス
70~
1軍 とても優秀
60~
1軍 優秀
50~
1軍 平均以上
40~
1軍 並
30~
1軍 控え
1~29
ファーム級

項目の説明

投手の項目は以下の通りです。

  • 球威・キレ三振を奪う能力
  • 制球四球を与えない能力
  • 球質本塁打を打たせない能力
  • 直球平均ストレート(なければツーシーム)の平均球速(補正なし)
  • イニング消化1登板あたりの登板イニング消化の多さ
  • 牽制・クイック盗塁させない能力

見かたメモ

  • 球質が高い投手(=被本塁打リスクの低い投手)とは、ムービングファスト系や沈む球種を武器としていることのほかに、長打リスクの低いゾーンに投球するコントロールが優秀であることが考えられます。
  • 大体の目安として球威・キレが高いタイプの投手は本格派、制球球質が高いタイプの投手は技巧派として見ることができます。
  • イニング消化は持久力というよりも単に長いイニングを任されたか否かを示します。
  • 成績予測の仕組みには(利用可能な場合は)ゴロ率といった打球データを利用しており、これは球質の評価にも反映されます。
  • 球種チャートはスピンと球速のデータに基づいて簡易的にチャート形式で示したものです。NPBに関しては投球結果から分析した疑似データを試験的に表示している場合があります。

野手の項目は以下の通りです。
  • ヒット打率を残す能力
  • パワーホームランを打つ能力
  • 選球四球を獲得する能力
  • スプリント速度statcastで計測される、緩めた走塁を除いた平均ベースランニングスピード(補正なし)
  • 肩(送球速度)statcastで計測される、緩めた送球を除いた平均送球スピード(補正なし) ※捕手/内野/外野の区分別
  • 走塁貢献指標に基づく盗塁やベースランニングでの貢献
  • 守備貢献指標に基づく守備での貢献
  • フライ/ゴロフライ性の打球とゴロ性の打球の比率
  • 引っ張り傾向打球方向の傾向
  • スイング積極性ストライクゾーンの投球を積極的に振るかどうか
  • コンタクトスイングをした場合にバットに当てる能力
  • 見極め適切なボールをスイングする判断力(ストライクゾーンとボールゾーンのスイング率の差)

見かたメモ

  • 送球速度スプリント速度の計測値の詳細についてはBaseball Savantをご覧ください。
  • 守備貢献は守備指標数値の予測に基づくという性質上、ポジション補正値に依存しやすくなっており、例えば一塁手というだけでほぼ必ず50を下回る結果になります。各ポジションの水準比(一塁手なら15前後等)で見るといいかもしれません。
  • 出場ポジションはマイナーや2軍を含む試合での出場イニングをもとに表示したものです。

statcast項目はBaseball Savantより引用しています。